ポトスはその強い生命力とお手入れのしやすさで、多くの植物愛好家から愛されています。
初心者にも扱いやすいのが特徴ですが、ポトスはすぐに大きくなります。
これに伴い、定期的な剪定が必須。
剪定は難しく感じられるかもしれませんが、ポトスの増やし方と剪定方法を詳しくご紹介します。
ポトスを増やす方法

ポトスの増やし方には、水挿し、挿し木、株分けなどがあります。
水挿し
一番簡単なのは水挿しで、最適な時期は5月中旬から8月までです。
剪定で切った茎を、挿し穂として使うことができます。
水挿しの場合は、水に浸かる部分の葉を全て取り除き、気根はそのままにします。
茎が水中にしっかり浸かるようにし、発根促進剤を加えると良いでしょう。
水は毎日新鮮なものに替え、清潔に保ちます。
根がしっかり伸びたら、土に植え替えます。
挿し木
土を使用した挿し木も一般的です。
2~3節の茎を用意し、パーライトとバーミキュライトを混ぜた土を準備します。
挿す部分の葉を取り除き、切り口に発根促進剤を塗ります。
土を湿らせ、茎を半分ほど埋めます。
挿す前に割りばしで穴を開けると、茎が折れる心配がありません。
挿し木後は、直射日光を避けて明るい場所で管理します。
土が乾燥しないように気をつけましょう。
約1ヶ月で発根し、2ヶ月経てば鉢植えにすることができます。
株分け
株分けもポトスを増やす方法の一つです。
行う際は、水やりを控えて土を乾かします。
株を分け、古い土を落とし、傷んだ根を取り除いてから新しい鉢に植えます。
ポトスを増やした後の管理

ポトスの植え付けに適した時期は5月から6月、または10月です。
観葉植物用の土と鉢を用意し、鉢底に石やネットを敷いて土を入れて準備します。
根がしっかり伸びたポトスの挿し穂を土に植え、柔らかい光が当たり、風通しの良い場所で管理します。
新芽が増えると、根がしっかり定着した証拠です。
水挿しで増やしたポトスは、ハイドロカルチャーで育てることもできます。
根がしっかり伸びたポトスをハイドロカルチャー用のゼリーボールに植えます。
ハイドロカルチャーの場合は、水やりの量に注意しましょう。
ポトス剪定のコツ

ポトスのお手入れにおいて、剪定の際にどこを切るかは悩みどころです。
ポトスが成長すると株元が長く伸びるため、適切な切り戻しが必要です。
切るべき場所は、株元から3〜4節を残した位置。
節のすぐ上でカットすると良いでしょう。
ポトスには節に気根があるため、そこから新しい根が生えます。
土に近い節の気根は株元の根と絡むことがありますが、無理に引き抜かないよう注意が必要です。
ポトスは生命力が旺盛なので、大胆に切り戻しても大丈夫。
少し短く見えるくらいで問題ありません。
ポトスの簡単な増やし方と手入れのコツまとめ
ポトスの増やし方と剪定のポイントをご紹介しました。
剪定した茎を利用して、ポトスを増やすこともできるので、ぜひ試してみてください。