シクラメンってどんな時にお休みするの?
球根だけにして、シクラメンを休ませる方法ってある?
水やりをやめて、シクラメンを乾かしておくのって大丈夫?
これらのシクラメンのお休みタイムに関する疑問に答えますね。
シクラメンがお休みする休眠時期って?

シクラメンはだいたい、秋が深まるころから春が訪れるまで、キレイに花を咲かせてくれます。
花が終わると、初夏から夏の終わりごろには自然にお休みモードに入るんです。
シクラメンの故郷である北アフリカや地中海周辺では、季節が雨の時期と乾燥する時期に分かれているんですよ。
故郷では、涼しい雨の季節に花を開かせ、暑くて乾燥する季節には休むんです。
日本で言うと、冬が雨の季節にあたり、夏が乾燥する季節ですね。
だから、自然に合わせて秋から春にかけて花を見せ、夏はお休みするんです。
お休みの夏期間中は、地上の葉っぱは枯れちゃいますが、球根はしっかりと土の中で次の花のエネルギーを溜め込んでいます。
ただ、日本の夏はじめじめしてるから、球根が濡れすぎてダメになることも。
お休みから目覚める球根は、半分くらいだって言われています。
だから、湿度を上手にコントロールすることが、またキレイな花を咲かせる秘訣です。
球根だけでシクラメンを休ませるってどうやるの?

4月から5月にかけて暖かくなると、シクラメンの花はだんだん少なくなり、葉や茎も枯れてきます。
梅雨が始まるころには、もうほとんど枯れてしまいます。
そんな時は、残った葉を取り除くことが大切です。
大事なのは、ハサミなどの道具は使わずに、手で軽くねじって取り除くこと。
刃物を使うと、傷口からバイ菌が入りやすくなるんです。
丈夫そうな茎が残っていても、同じように取り除きます。
夏のお休み期間には、球根だけの状態になります。
これが、シクラメンをちゃんと休ませるための準備なんです。
球根は夏でもちゃんと土の中で生きているから、大丈夫。
花が終わり始めたら、徐々に水やりの回数を減らしていき、5月に新しい葉が出なくなったら、完全に水を止めて土を乾燥させます。
それから、4月以降は肥料も与えないようにしましょう。
シクラメンは多年生の植物です。
お休み期間をうまく乗り越えれば、秋にはまた元気に花を咲かせてくれますよ。
シクラメンを乾かして、お休みさせるコツは?

シクラメンがゆっくりお休みする時期は、ふるさとである北アフリカや地中海の乾いた季節とピッタリ合っています。
夏の間は、ふるさとの気候をまねして、水やりをぐっと控えるのがおすすめです。
この期間、肥料もあげないようにしましょう。
土がすっかり乾いちゃうのが心配かもしれませんが、じつは湿度が高いよりも乾燥しているほうが、シクラメンには快適なんです。
だから、水やりを上手に調節して、じめじめを避けることが大切です。
お休み場所は、涼しくて風がよく通る場所を選んで、雨が直接かからないようにしてください。
直に地面に置くよりも、空気がよく流れるように、少し高めの場所に置くことがいいですね。
8月の後半から9月の中旬にかけては、球根を植え替えるいい時期です。
球根をチェックして、しっかりと固く健康な状態なら、お休み成功の証拠です。
球根から土を払って、根の一部を切り詰めて、球根の一部がちょっと見えるくらいで植え直してください。
気温が下がってくると、シクラメンもまた元気に成長を始め、冬には花を咲かせます。
もし球根が柔らかい感じがしたら、それは残念ながら腐ってしまったサインかもしれません。
そんな時は、新しく始めるしかないですね。
お休み中や目覚めの時に、球根を殺菌剤につけることで、腐りやカビを防ぐことができます。
ちょっと不安なら、この方法を試してみるといいかもしれません。
シクラメンのお休みのポイントまとめ

シクラメンは秋から春にかけてきれいな花を見せてくれて、夏はお休みの時期に入ります。
そのため、乾燥した風通しのいい場所でしっかり管理して、水やりと肥料を完全にストップさせることが大事です。
お休みに入る前には、枯れた葉や茎を手で優しく取り除くのがおすすめです。
成功の秘訣は、気温が下がる頃に球根がしっかりと固い健康な状態であることを確認することです。
日本の夏は湿度が高いので、少し気をつけないといけませんが、上手に管理すれば、また美しい花を楽しむことができます。