オキザリスは、カタバミ科に属する多年草です。
小さくて愛らしい花を咲かせるのが特徴で、ガーデニングや室内装飾にぴったり。
また、比較的育てやすく、初心者の方でも手軽に楽しめます。
日が落ちると葉が閉じる「夜寝る」習性もあり、動きがあって面白いんですよ。
オキザリスの基本情報

原産地と種類
オキザリスは、南アメリカや中南米が原産地。
世界中に800種類以上の品種が存在していて、日本にも自生する種類があります。
花の色は黄色、白、ピンク、オレンジなど多彩。
葉の形や色も品種によって異なります。
特徴と見分け方
オキザリスを見分けるポイントは、その独特の葉と花。
葉は通常、三つ葉で、種類によっては紫や深緑、斑入りなど様々。
花は小さくて可憐で、品種によっては四季を通じて楽しめます。
また、葉が夜になると閉じる「夜寝る」習性があるのも、オキザリスの可愛らしい特徴の一つです。
オキザリス栽培に適切な環境

日当たりと植える場所
オキザリスは、日光が大好き。
明るくて、日当たりの良い場所を選んであげましょう。
ただし、真夏の強い日差しは苦手なので、その時期は少し日陰に移動させるといいですね。
ベランダや窓辺など、風通しの良い場所が最適です。
適切な温度と湿度
暑さには強いけれど、寒さには少し弱いです。
冬は室内に入れて、5℃以下にならないように気をつけてください。
湿度に関しては、過湿を避けるのがポイント。
水はけの良い環境を作ってあげると、オキザリスは快適に過ごせます。
オキザリスの育て方

水やりのコツ
オキザリスは乾燥に強いですが、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと。
ただし、根腐れを防ぐため、水はけが良いことを確認してください。
休眠期には水やりを控えめにしましょう。
肥料の与え方
肥料は控えめが基本。
春から秋にかけて、月に1回程度、液体肥料を薄めて与えると良いでしょう。
冬は休眠期なので、肥料は不要です。
適切な用土の選び方
水はけの良い用土を選びましょう。
市販の草花用土や、赤玉土と腐葉土を混ぜたものがおすすめ。
酸性土を好まないので、苦土石灰を混ぜて土壌の酸度を調整してあげてください。
オキザリスの増やし方

分球による増やし方
オキザリスを増やす一番簡単な方法は「分球」です。
休眠期に球根を掘り上げて、小さな球根(子球)を分けます。
それぞれを別の鉢に植えるだけで、新しいオキザリスが育ちます。
手軽にできるので、ぜひ試してみてくださいね。
球根の植え付け方法
球根を植えるときは、土の表面から3~5cmの深さが理想的。
球根同士の間隔は3~5cm開けて、水はけの良い土に植え付けましょう。
植えた後は、土が乾かないように適度に水やりをしてください。
オキザリスの植え替えと冬越し
オキザリスは2~3年に一度、植え替えをすると健康に育ちます。
春か秋が、植え替えのベストシーズン。
新しい鉢に移すときは、根を傷つけないように注意して、新鮮な土を使いましょう。
オキザリスは寒さに弱いので、冬は室内で管理するのがポイント。
特に気温が5℃以下になる場所では、室内に取り込んでください。
休眠期に入ると水やりは控えめに。
春になったら、通常の水やりに戻しましょう。
オキザリスの育て方まとめ
オキザリスを美しく育てるためには、以下のポイントを覚えておきましょう。
- 日当たりと水やり:日当たりの良い場所を選び、土が乾いたらたっぷり水をあげます。
- 肥料:肥料は控えめに。春から秋にかけて月に1回程度が目安です。
- 用土:水はけの良い用土を選びましょう。
- 増やし方:分球による増やし方が簡単で、新しいオキザリスを楽しむことができます。
- 植え替えと冬越し:2~3年に一度の植え替えと、冬は室内での管理を心がけてください。
オキザリスの育て方をマスターして、その魅力を存分に楽しんでくださいね!