ガーデニング初心者に最適な、スイセンの育て方をご紹介します。
冬場でも外で簡単に栽培でき、ほぼ手間要らずで美しい花を咲かせるスイセン。
寒さにも強く、雪の中でも花を楽しむことができます。
この記事では、スイセンの植え方からお手入れのポイントまでを詳しく解説します。
では、冬の庭を華やかに彩るスイセン栽培を始めてみましょう。
スイセンの栽培方法

用意するもの
スイセンは、鉢植えでも地植えでもOKです。
◆必要なもの
- 球根またはポット苗
- 鉢植えの場合:鉢やプランター、専用の土
- その他:手袋、植え替え用スコップ、じょうろなど
植える時期
- 球根:10月~11月
- ポット苗:11月~翌年2月
- ポット苗は長期間、ガーデンセンターや大型店で手に入ります。
植える場所
日当たりの良い場所を選んでください。
スイセンは太陽に向かって花を咲かせるため、地植えの場合は花が見える方向と開花の向きに注意してください。
植え方
◆地植え
- 球根を約5cm(球根2つ分)の深さに植えます。
- 穴を掘り、緩効性肥料を混ぜた土でカバーします。
- 植え間隔は5-10cm、広い場所では10-20cmが適切。
◆鉢植え
- 球根の頭が少し見えるくらいの深さに植えます。
- 理想の間隔は5cmですが、2-3cmにすると密集して見栄えが良くなります。
- 肥料入りの土を使用すると、植え付け時の追肥は不要。
- 発芽までには3ヶ月以上かかることもあるので忘れないようにしましょう。
水やり
植え付け時にはたっぷりと水を与えてください。
鉢植えは乾燥しやすいので、土が乾いたら朝に水をたっぷりと。
午後に水をやると、夜間に凍結するリスクがあります。
肥料
植え付け時に基肥を施していれば、追肥は不要です。
花が終わったら、感謝を込めて緩効性肥料を土に振りかけたり、1-2週間ごとに液体肥料を与えてください。
スイセン開花から枯れまでのケア

スイセンの花が満開になった後、枯れ始めたら花茎を根元からカットします。
ただし、葉は残しておきます。
これによって、球根が来シーズンのために必要な栄養を蓄えることができます。
全ての花が咲き終わり、葉が枯れたら球根は休眠期に入ります。
この時は枯れた葉を取り除き、夏まで水やりを控えましょう。
スイセン球根の植え替えと増やし方
スイセンは一度植えたら数年間はその場所で花を咲かせ続けますが、時間が経つと球根が増えて花の数が減ることがあります。
そんな時は、植え替えを考えてみましょう。
植え替えしない場合
植え替えをしない場合、気温が15℃くらいになったら緩効性肥料を土にまき、水やりを再開します。
植え替えと増やし方
秋に休眠中の球根を掘り起こし、分球したものを選びます。
大きな球根は再び植え、小さいものは処分します。
掘り起こした球根は乾燥させて冷暗所で保存することもできますが、早めに植え替えると良いでしょう。
分球した球根を使って、新しい株を作ることもできます。
スイセン栽培の基本まとめ

寒い季節でも簡単に楽しめるスイセンの栽培方法をご紹介しました。
手間いらずで育てやすいので、ガーデニング初心者にぴったりです。
スイセンをムスカリやパンジー・ビオラと一緒に植えると、冬の庭が一層華やかになります。
花の少ない冬の時期に、スイセン栽培に挑戦してみてはいかがですか?