カーネーションをずっと同じ場所に植えっぱなしにしておくのは、あまりおすすめできないんです。
なぜなら、そのままにしておくと、いくつかのデメリットがあるから。
この記事では、カーネーションの基本情報と、植えっぱなしのデメリットについてお話しします。
カーネーションの植えっぱなしを避けるべき理由

カーネーションを植えっぱなしにしておくと、最初は何も問題なさそうに見えますが、実は「根詰まり」と「栄養不足」のリスクが潜んでいます。
根がぎゅうぎゅうに詰まってしまうと、カーネーションは成長できず、必要な栄養を吸収できなくなってしまうんです。
これが、花の寿命を短くしてしまったり、花の美しさに影響を与える原因になるんですよ。
カーネーションの育て方

カーネーションを育てるポイントは「適切な植え替え」と「水やり」にあります。
まず、植え替えですが、カーネーションは春か秋が植え替えのベストシーズン。
根がぐるぐると鉢の中で巻きついているようなら、それは植え替えのサインです。
水やりのコツは、「土の表面が乾いたらたっぷりと」が基本。
水やりの頻度は、季節や置いてある場所によって変わりますが、根腐れを防ぐためにも、土が完全に乾いてからたっぷりと水をあげるようにしましょう。
植え替えの手順とポイント
- 準備するもの:新しい鉢、新しい土、水、剪定ばさみ。
- 鉢から取り出す:カーネーションをそっと鉢から取り出し、古い土を優しく払い落とします。
- 根をチェック:傷んだ根があれば、清潔な剪定ばさみでカット。
- 新しい鉢に植える:底に軽石を敷いた後、新しい土を少し入れて、カーネーションをセット。周りに土を足して、根元を固定します。
- 水やり:植え替えた後は、たっぷりと水をあげてください。
適切な鉢の選び方
植え替える新しい鉢は、今の鉢よりも一回り大きなものを選びましょう。
水はけの良い鉢を選ぶことも大切です。
素焼きの鉢は通気性が良く、カーネーションにはぴったり。
ただし、重いので、移動の多い場所ではプラスチック製のものを選ぶと便利です。
植え替えによって、カーネーションは新しい土で栄養を吸収しやすくなり、より一層元気に成長してくれます。
定期的な植え替えで、カーネーションを長く楽しんでくださいね。
カーネーションの肥料管理

カーネーションを美しく咲かせ続けるためには、ちょっとした肥料管理が必要です。
肥料の種類と与え方
カーネーションには、液体肥料や固形の緩効性肥料がおすすめ。
液体肥料はすぐに栄養が行き渡るのがメリット。
一方、固形の緩効性肥料は、時間をかけてじわじわと栄養を供給してくれます。
肥料を与えるときは、パッケージに書かれている推奨量を守ってくださいね。
多すぎると根を傷める原因になるので、くれぐれも「たくさんあげればいい」というわけではありませんよ。
肥料を与える最適なタイミング
カーネーションに肥料をあげるベストなタイミングは、春の成長が始まる前と、秋の成長が落ち着き始める前です。
特に春は、新しい芽がどんどん出てくるので、栄養がたくさん必要。
秋には、冬に向けての体力をつけさせるために肥料を与えましょう。
カーネーションの切り戻し方法と効果
カーネーションを元気に長く育てるコツのひとつが、「切り戻し」です。
切り戻しとは、枯れた花や余分な枝をカットすることで、植物が新しい芽や花を出しやすくする手入れのことです。
切り戻しは、花が終わった後や、枝が乱れてきたときに行います。
使うのは、清潔な剪定ばさみ。
枯れた花や不要な枝を根元から切り取りますが、ポイントは「葉の節の上」でカットすること。
これにより、新しい芽が出やすくなります。
切り口はなるべく斜めにすると、水はけが良くなります。
カーネーション冬越しの準備と注意点

カーネーションは寒さに比較的強いですが、厳しい冬を乗り越えるためには、少し手助けが必要です。
鉢植えの場合は、鉢を室内に入れるか、マルチング材(落ち葉やストローなど)を鉢の上に乗せて保温してあげましょう。
地植えの場合も、株元にマルチング材を敷いて、凍結を防ぎます。
カーネーションは植えっぱなしにしないで!まとめ
カーネーションを長く楽しむためには、ちょっとした注意とお手入れが必要です。
肥料管理から冬越しの準備まで、愛情を持ってケアをしてあげれば、カーネーションはきっと美しい花をたくさん咲かせてくれるでしょう。